中古の戸建てやマンションで最近人気のリフォーム方法です。一度、下地や配管・配線まですべてを解体し撤去することで、スケルトンリノベーション(スケルトンリフォーム)と呼ばれ、内装だけでなく間取りも含めて新しい住まいのように変えることができます。

住む人に合わせた全面改修が可能

建物を支える柱・梁・床などだけを残し、骨格だけの内部が見える状態(スケルトン)にします。

リノベーションは新しい価値を生み出す改修という考え方で、リフォーム(古くなった住居を元に戻す改修)とは、ちょっと異なった意味合いで使われています。スケルトンには骨格という意味があり、建築では構造媒体を指します。建物を一旦骨格(骨組)の状態にしてリフォームするわけですから、住む人に合わせて自由に設計することができます。マンションにおいても、通常のリフォームではできなかったキッチンや浴室などの移動や広くしたりといったことも、この工法なら可能になります。現在お住いのマンションの部屋数を減らして、今のライフスタイルに合った暮らし方をしてみたい場合や、新築マンションなら無理でも古いマンションを安く購入・リノベーションすることで自分好みの暮らしを手に入れたい、といった場合に検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

マンションの場合、窓やサッシは共用部分になる。

ただし、スケルトン工事に関しては、部分リフォームと比べて費用が高くなり、工期も長くなります。マンションについては、構造体といわれる部分や玄関ドア、窓、バルコニーなどの共用部分は勝手に手を加えることができません。また、暖房設備や給排水部分についてもマンション全体の設備との関係がありますので、注意が必要です。フローリング工事についても、階下への騒音防止による取り決めがありますので、購入する前にキチンと調べておきましょう。

スケルトンリノベーションなら、最新の断熱材を使用して省エネルギーの暖かい住まいや、段差をなくしたバリアフリーにもできます。また、古くなった配管や電気配線も一緒に交換できますので、最新のスマート家電や安全機器の利用も可能になります。将来にわたって永く安心して住むことができますね。

設計やデザイン、工期、費用・・・どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

解体途中のマンション。自由度の高い設計・間取りができるのがスケルトンのメリットです。
3LDKのマンションをリフォーム。キッチンとリビングが一体化され広々とした1LDKに生まれ変わりました。